かき氷機を注文し、すっかり有頂天になった私は
♪もーいくつ寝ると かき氷機
氷をかいて蜜かけて 練乳たらして食べましょう
はーやくこいこい かき氷機
と口ずさみながら、早速スーパーで氷蜜と練乳を買ってきた。
練乳・・・英語でいうとコンデンスミルク。
練乳と聞くと、私の胸はチクッと痛む。
子供の頃、
・カルピスを思いっきり濃くして飲みたい。
・かき氷に練乳をヤマほどかけたい。
それが私の夢だった。
近所のお店で食べるかき氷、目の前でシャカシャカかいて、軽く手で押さえ、イチゴの氷蜜をかけてくれる。
普通のかき氷はその上に砂糖。
練乳かけはそれよりも高い、ちょっとリッチなかき氷だった。
練乳の赤い缶に空けられた小さい穴からしたたるアイボリーの筋が、赤く染まった氷に細い線をかけていく。
もっと、もっとかけてよ、おっちゃん!!(心の叫び)
そして最後にスプーンを差しこみ、私の練乳かけイチゴのかき氷が出来あがる。
プラスチックのスプーンだった。
席にすわってかき氷の山からスプーンを抜く・・・・
あ゛( ̄□ ̄;)
大雪崩発生。
テーブルの上には、まだ手もつけてないかき氷のてっぺん付近のかたまりがぐしゃっと。
リッチな練乳かけイチゴは、ただのイチゴに・・・。_| ̄|○
レンニュウーーーー!!
哀しくも美しい、遠い夏の思い出である。
大人になって、カルピスも練乳も、ほどほどの適量が1番美味しいということを知ってしまった私は、子供の頃の大切な何かを失ってしまったのかもしれない。
↑何かって何だよ
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